今回はトムスバレルのレビュー第3弾をお届けしたいと思います。
先の記事でお知らせした通り、今回はトムスバレルを装着しての燃費データーを公表いたします。
さらにマフラーと一緒に装着したトムスラムズ2(エアクリーナー)とドライブモードの組み合わせを変えることでわかったことを書き記していきます。
この記事がマフラー交換を検討中の方や興味を持っておられる方の参考になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
10月末にトムスバレルを装着して4ヶ月、約120日に渡ってエアクリーナーとドライブモードの組み合わせを変えながらドライブフィールと燃費のデータを取り続けました。
最初の2ヶ月はトムスラムズ2(エアクリーナー)を装着したまま「NORMAL」モードで走行。普段通りの運転を中心に時折アクセルを踏み込んで加速感やサウンドを楽しみました。
後の2ヶ月はトムスエアクリーナー+「ECO」モードと純正エアクリーナー+「NORMAL」モードでの走行を1ヶ月ずつ試しました。
通勤の90%が高速道路の走行の為、アクセルの強弱によるフィーリングの違いを確かめやすく登り勾配での加速感や下り勾配でのグライダー走行、レーンチェンジからの追い越しなど一般道では難しいことを色々試すことができました。
前回の記事で述べた通り体感的には燃費がそこそこ落ち込んだように感じましたが、データをまとめてみると体感とは異なった結果が表れました
結論を先に述べると、普段乗りと同じアクセルワークだと燃費はトムスバレル装着前と殆ど変わりありませんでした。
そしてエアクリーナーの交換は想像以上の変化を感じることができました。
今回は燃費データとマフラーとエアクリーナーを同時に交換することで得られたフィーリングの変化を皆さんと共有したいと思います。
それでは本題に入っていきます。
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まずは納車から2年半の燃費データのまとめ
以下は2020年8月納車から2023年2月末までの月別の燃費データをグラフと表に表したものです。
このグラフと表から分かるように年間の平均燃費はこの2年半で全くと言って良いくらい同じ値を示しています。
さらにこれを気温をベースに暖かい季節と寒い季節の2つに分けて比較してみました。
’20燃費 | ’21燃費 | 前年比 | ’22燃費 | 前年比 | ’23燃費 | 前年比 | |
1月 | 20.1 | 20.9 | 104.0% | 20.6 | 98.6% | ||
2月 | 21.0 | 19.9 | 94.8% | 21.3 | 107.0% | ||
3月 | 21.6 | 22.1 | 102.3% | ||||
4月 | 23.9 | 23.4 | 97.9% | ||||
5月 | 23.4 | 23.5 | 100.4% | ||||
6月 | 24.4 | 25.3 | 103.7% | ||||
7月 | 23.6 | 24.5 | 103.8% | ||||
8月 | 23.5 | 24.8 | 105.5% | 24.7 | 99.6% | ||
9月 | 24.5 | 24.6 | 100.4% | 24.8 | 100.8% | ||
10月 | 24.3 | 25.1 | 103.3% | 25.3 | 100.8% | ||
11月 | 23.3 | 23.0 | 98.7% | 23.1 | 100.4% | ||
12月 | 21.3 | 21.4 | 100.5% | 20.8 | 97.2% | ||
平均 | 23.2 | 22.9 | 98.7% | 23.1 | 100.9% |
1年を2つのブロックに分けて平均燃費を比較してみた結果
低燃費のハイブリッド車も気温の低い冬場は燃費が伸びないので、1年を暖かい季節を前期(3月〜10月)、寒い季節を後期(11月〜2月)と2つのブロックに分けて平均燃費を比較してみたところ結果は以下のようになりました。
前期(3月〜10月)の平均燃費は24.0km/l
2020年8月納車からの前期3シーズンの平均燃費は24.0km/l
2020年前期 24.1km/l、2021年前期 23.9km/l、2022年前期 24.2km/l(2020年は8月〜10月の3か月の平均)
となり毎年ほぼ同じ数値で推移してきました。
その間ECOランを意識したり、しなかったりバラツキがあったものの燃費の数値としてはブレることなく安定した数値が出ていると思いますのでデータとしての精度、確度はそれなりのものであると言えます。
後期(11月〜2月)の平均燃費は21.3km/l
2020年から2023年2月までの後期3シーズンの平均燃費は21.3km/l
2020年後期 21.4km/l、2021年後期 21.3km/l、2022年後期 21.4km/l
となりこちらも同じく3シーズン燃費データは全くと言って良いほど誤差のない数値でした。
時には渋滞に見舞われたり、今年などは普段片道30分程度の高速道路の帰宅コースが大雪で3時間かかったりと毎年イレギュラーが発生しつつも結果としては同じ数値で着地しているのが不思議な感じを受けます。
燃費は普段通りの運転ならほぼ変わらず 良くもなく悪くもなく
マフラー交換で燃費は向上するのか?そこをセールスポイントにあげているメーカーもあります。
ちなみにガナドールのカローラ用のマフラーは燃費改善率+12.6%となっています(WEBサイトデータより)
私も過去に何度かマフラー交換をしてきましたが、実際燃費が伸びた経験もあります。
今回もその点を少し期待もしたところもありましたが、燃費については交換前とほぼ変わらずといった結果でした。
マフラーのサウンドを聴きたくていつもよりアクセルを踏み込んでしまえば別ですが、燃費が落ちなかったのは私にとっては好結果と言えます。
エアクリーナーとドライブモード、3パターンの組み合わせそれぞれの感想
最初はトムスエアクリーナーとトムスバレルの相乗効果におけるレスポンスの良さにただただ感動していましたが、先にも述べたように燃費も気になり出したのでドライブモードを変えて走ることを試しました。
トムスエアクリーナーと「NORMAL」モード
パーツ装着後の初期状態のパターンです。
この組み合わせはエンジンのレスポンスが良く、アクセルを踏むと素早くエンジンが吹け上がりマフラーが心地よいサウンドを響かせました。
鋭い加速を味わうことができ、体感的には「SPORT」でドライブしている感覚と変わりませんでした。
ただ乗り方にもよると思いますが、燃費面では少し不利な組み合わせだと考えます。しかし若干の燃費低下でこのレスポンスとサウンドが手に入るならその点は相殺できるもしくはそれ以上だと言えると思います。
(私の普段乗りのアクセルワークでは燃費の悪化を示すデータは出ませんでした)
トムスエアクリーナーと「ECO」モード
次に試したパターンです。
この組み合わせはパーツ交換前の標準状態に最も近く、エンジンレスポンスも標準と変わりありません。
故に燃費データも以前と変わらない数値を示しておりその点でも安心して乗ることができるとおもいます。
マフラーサウンドだけを楽しみたい方はこの組み合わせがベストだと思います。
ノーマル(純正)エアクリーナーと「NORMAL」モード
最後に試したパターンです。
この組み合わせは最初のトムスエアクリーナーと「NORMAL」モードの組み合わせに近く、体感的には「SPORT」モードと「NORMAL」モードの中間に位置する感じを受けました。
それなりの鋭い加速を味わえ当然ながら心地よいマフラーサウンドも味わえる上に、アクセルの加減での「EV」モード走行も維持しやすく燃費も安定しており、楽しさと経済性を両立した走りが楽しめる組み合わせと言えます。
結論 私が選んだ組み合わせはこれだ!
おおよそ120日間に渡って様々な組み合わせを試した結果(実は「SPORT」モードも数回試したのですが、これはほとんど「EVモード」にならず、ハイブリッド車がガソリン車に変身してしまいました)このパーツに相応しい組み合わせはトムスエアクリーナーと「NORMAL」モードの組み合わせだと考えます。
このパーツの購入動機を考えても、その要望(見た目とサウンド)にレスポンスの向上というオマケまでついて何一つ文句の無い結果をもたらしてくれました。
今回付属品だと思っていたトムスのエアクリーナー(しっかり代金を取られていました)が無く、トムスバレルのみの交換だったらこの満足感は得られなかったでしょう。(それなりの満足感はあったでしょうが)
またマフラー交換にて燃費性能の変化に興味をお持ちの方もおられると思います。私もそのうちの一人ですが文頭のデータで示している通り燃費に関しては伸びはしませんでしたが恐れていた「悪化」という結果にはなりませんでした。
その点も大変満足しています。
これでフロントディフューザー装着から始まりトムスコンフォートローダウンスプリングとトムスバレルを装着して「プチ・コンプリートカー」となった私のカロツーですが、スプリング交換で増した接地力とエンジンレスポンスの向上でドライブ中の高揚感が昂まり毎日の通勤時間が私にとって至福の時間となっています。
車に関しては「ノーマル派」からバリバリの「チューンアップ派」まで様々な嗜好の方々がおられますが、今回の内容がお読みになっていただいた方の層に関わらずどなたかの参考になれば大変嬉しく思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう!
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